トク・トケル Toku Tokeru
紐をトク、衣をトク、氷をトク。問題をトク。怒りをトク。「時」の語源とも言われるトク(溶ける)。存在するものが溶けてゆるみ、流動して変わっていくことを古来日本人は「時」として認識していたのかもしれない。
この作品の開始時間は13:00~となっているけれど、実際はそれよりもずっと以前からこの舞台上には作品が展開されていて、下記出演者によるパフォーマンスというのは14:00前には終わるのだろうけれど、作品が溶けて変わって、その後にも作品は続いているような時間と空間を作りたいと思いました。
・山田洋平(演出家・舞踊家)
・五木田勲(舞踊家)
・松本一哉(サウンドアーティスト)
・白石雪妃(書家)
・黒木佳奈(女優、琵琶演奏)
初演:2021年11月20,21日 滝ヶ原芸術祭参加作品
場所:石川県小松市滝ヶ原町 石切場跡地
In Japan, "Toku" is the etymology of time and also, means to melt.
The Japanese may have recognized the melting, loosening, flowing, and changing of existing things as "time" since ancient times.
The work unfolds by contrasting the time of thermodynamics with the time of dynamics.
Concepts and Direction: Yohei Yamada
Dance: Isamu Gokita
Music: Kazuya Matsumoto
Japanese Calligraphy : Setsuhi "eri" Shiraishi
Acting and Music: Kana Kuroki
Premier: 20,21 / Nov. / 2021 (Takigahara Arts Fes. )
Venue: Takigahara, Ruins of Quarry (JAPAN)